ブランド:TSC LIFE
ウォームエアユニット
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一般的名称:エアパッド加温装置システム |
薄型で縦置きタイプのユニットです。ホースがワンタッチで取り外せるクイックコネクタタイプもご用意しております。
設定温度は送風、32℃、38℃、43℃の4段階で、電源ON時は38℃でスタートする設定になっています。
- 設定温度に到達する時間を短縮(MA1100との比較)
- HEPA H13クラスのフィルタを使用
- フィルタは2,000時間まで使用可能
EN1822-1 2009 |
捕集効果% |
ISO29463-1 2011 |
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総合評価 | 局部評価 | ||
E11 | ≧95% | – | ISO15 |
– | ≧99% | – | ISO20 |
E12 | ≧99.5% | – | ISO25 |
– | ≧99.9% | – | ISO30 |
H13 | ≧99.95% | ≧99.75% | ISO35 |
– | ≧99.99% | ≧99.95% | ISO40 |
H14 | ≧99.995% | ≧99.975% | ISO45 |
– | ≧99.999% | ≧99.995% | ISO50 |
ブランケットプラスの特長
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一般的名称:エアパッド加温装置システム |
偏向ドット(熱圧着部)
ブランケットごとに効率的な温風の流れをシミュレーションしており、温風ルートの閉塞や滞留を防止するとともに、ブランケット内がより均一な温度になるようデザインしています。
プレミアムブランケットの特長 |
一般的名称:エアパッド加温装置システム |
反射断熱機能
ブランケットプラスにアルミニウムをトップコートすることによって、ブランケット内部の熱が外部に放出しにくくなっています。その為ブランケットの端部までより均一な温度を維持しやすくなっています。 また、プレミアムブランケットは、保温にも加温にも使用できるため、周術期の低体温予防においてオールインワンのソリューションを提供します。 特に術前の保温により、患者の末梢温を高く保つことをサポートします。
ブランケットの内側温度(患者側:左)と外側温度(術者側:右) | ||
アルミニウムコーティング |
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室温19℃ 自社測定 |
再分布性低体温とは?
麻酔開始後、最初の1時間で中枢温が約1℃低下することはよく知られています。これは「再分布性低体温」と呼ばれ、麻酔作用の一つである血管拡張によって中枢温が末梢に分散することで起こります。
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再分布性低体温が起こる仕組みとその予防策
再分布性低体温は、麻酔による血管拡張作用と血液循環によって、この温度較差が平均化されることで起こります。
そのため、中枢温と末梢温の較差が大きければ大きいほど起こりやすくなります。※1
術
前 加 温 な し |
術前 | 麻酔導入 | 血液循環 | 再分布性低体温 | ||||
コア部分は温度が高く、末梢部分は温度が低い
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コア部分の温度が末梢部分へ流出
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混ざり合わさってコア部分の温度が低下していく
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この状態からの復温には時間が掛かる
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術
前 加 温 あ り |
術前 | 術前加温 | 麻酔導入 | |||||
コア部分は温度が高く、末梢部分は温度が低い
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麻酔挿入前に末梢部分の温度を上昇させる
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コア部分と末梢部分の温度差がほぼ無い状態
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混ざり合った状態でも全体の温度は下がらない
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末梢皮膚組織を温めることで、この温度較差が小さくなり、麻酔導入後の温度低下を緩和することができます。※1
しかし、日本においては麻酔準備室が無い施設が殆どであり、麻酔導入前に十分に加温するためのスペースと時間的余裕がありません。また、麻酔準備や輸液ルート確保、体位固定準備中に加温することが難しいのが現状です。
2017年の米国周術期看護師協会(AORN)ジャーナルの記事でも、手術患者の最大70%が偶発性低体温を経験していると報告されています。※2
術前(麻酔導入前)に末梢温を下げないことが周術期体温管理の重要なポイントになります。
※1 Sun Z, Honar H, Sessler DI, Dalton JE, Yang D, Panjasawatwong K, Deroee AF, Salmasi V, Saager L, Kurz A.
Intraoperative Core Temperature Patterns, Transfusion Requirement, and Hospital Duration in Patients Warmed with Forced Air.
Anesthesiology 2015;122(2):276-85.
※2 AORN J. May 2017; VOL.105 NO.5, Inadvertent Perioperative Hypothermia: Current Nursing Knowledge, 453-463
Virtual37は、患者の体温管理ツールです。
体温管理にあたる医療従事者を支援するためにTSC Lifeが開発した専用アプリケーションです。
表示言語は英語表記となっておりますが、視覚的にお使いいただけるものとなっており、日常の医療業務においてこのツールをご使用いただくことが可能です。
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アプリの詳細はこちら(Englishサイト)
※日本国内では未承認・未発売製品の情報も掲載されています。
TSC Lifeは、患者の体温管理において20年以上の経験を持ち、患者の体温管理のためのソリューションを提供するヨーロッパのリーディングカンパニーです。また、Mistral-Air®はヨーロッパで急速に成長している温風加温システムのブランドです。TSC Lifeの中核事業は、患者を正常体温に保つためのソリューションを提供することであり、絶え間ない改良に取り組み、患者の転帰の改善や医療費の削減を実現するために、絶えず医療の専門家と協力しています。
3つのソリューション ■ Mistral Air®・・・温風加温システム ■ Fluido®/Fluido®Compact・・・輸血・輸液加温シシテム ■ Thermoflect®・・・反射断熱療法
TSC Lifeは5か所の製造工場を有し、Mistral-Air®温風加温システムを世界50か国以上で年間550万人以上の患者様にお届けしています。
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