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Moni-Patch 深部体温センサシステム

Moni-Patch(モニパッチ)深部体温センサシステムはワイヤレスによるスマートな深部体温測定を実現。患者への負担が少なく、術前・術中・術後まで連続的に使用可能。

ブランド:村田製作所

仕様

製品の特長

  • Bluetooth搭載でワイヤレス
  • 侵襲性が低く患者への負担が少ない
  • 術前・術中・術後まで連続的に使用可能
  • 簡便な装着・操作
  • 繰り返し使用で環境にやさしい

 

 

目 次

 

患者と医療従事者の負担を軽減する、ワイヤレスによる深部体温測定

 

手術中に実施される深部体温測定の多くは、患者の体内に挿入する侵襲的なスタイルです。
この場合、挿入する体温計管理は患者の体への負担となります。また、体温測定の機器と生体情報モニタを有線で繋ぐため、測定するタイミングが限定的となるのに加え手術室のコードが増えます。

侵襲性が低いワイヤレスセンサによる測定は、患者と医療従事者の負担を軽減し、場所を変えて連続的な測定を可能にします。

 

Moni-Patch 深部体温センサシステム製品情報

 

Moni-Patch 深部体温センサシステムとは

 

Moni-Patch 深部体温センサシステムはワイヤレスによるスマートな深部体温測定を実現。

 

医療現場における体温モニタリングの悩みや負担を減らしたい。
そんな思いを叶えるべく、ムラタが開発した次世代の深部体温計がMoni-Patch深部体温センサシステムです。Moni-Patch 深部体温センサシステムを動画で詳しく紹介します。

 

 

 

Moni-Patch 深部体温センサシステムの特長

 

手術前から手術後まで測れるワイヤレスアイコン 手術前から手術後まで測れる「ワイヤレス」
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国産テクノロジーアイコン 「国産」のテクノロジーを活用
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繰り返し使用アイコン 環境にやさしい「繰り返し使用」
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簡単操作アイコン 「簡単」接続でシンプルな操作
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手術前から手術後まで測れる「ワイヤレス」
  • ワイヤレス接続(Bluetooth)なので、取り回しが容易
  • 術前、術中、術後と、連続的に使用可能
ワイヤレスの説明
ワイヤレストライアングル

 

 

 

 

「国産」のテクノロジーを活用

 

  • ムラタ独自のアルゴリズムを使用
  • ムラタのサーミスタ(温度センサ)を採用
  • 外気温の影響が少ないシステム設計

 

補正熱流束式

補正熱流束式

 

 

環境にやさしい「繰り返し使用」

 

  • Moni-Patch 深部体温センサは最大60回まで使用可能
  • 繰り返し使用できるから、環境にやさしい
繰り返し使用の説明

 

 

「簡単」接続でシンプルな操作

 

  • 無線接続は、Moni-Patch 表示ユニットとMoni-Patch 深部体温センサの電源を入れれば完了
  • Moni-Patch 表示ユニットを生体情報モニタに挿し込み深部体温を表示
簡単接続でシンプルな操作の説明

 

 

Moni-Patch 深部体温センサシステム 使用方法

 

Moni-Patch 深部体温センサシステムの使い方を動画で説明します。

 

 

 

1.準備

 

深部体温の測定に必要な各機器をご紹介します。

 

 

 

 

2.測定前のセットアップ方法

 

Moni-Patch 深部体温センサとMoni-Patch 表示ユニットの無線接続やMoni-Patch 貼り付けシートの貼り方を説明します。

 

 

 

 

3.深部体温の測定方法

 

Moni-Patch 深部体温センサの貼り付け場所や生体情報モニタの接続との確認方法を説明します。

 

 

 

 

4.深部体温測定後の使用方法

 

Moni-Patch 深部体温センサの取り外しやMoni-Patch 貼り付けシートの剥がし方の説明、廃棄方法についてご紹介します。

 

 

 

Moni-Patch 深部体温センサシステムに関するよくあるご質問

 

Moni-Patch 深部体温センサシステムのよくあるご質問については以下をご確認ください。

 

製品について

Q. 消耗品はありますか?

Moni-Patch 深部体温センサならびにMoni-Patch 貼り付けシートが消耗品です。
Moni-Patch 深部体温センサは最大で60回使用できます。
(動作確認など短時間の使用を除く)
不用意にMoni-Patch 深部体温センサを捨てないように気をつけてください。
Moni-Patch 貼り付けシートは使用ごとに交換し、毎回新しいものを使用してください。

Q. 電池交換の目安を教えてください。

Moni-Patch 表示ユニット駆動時間:480時間 単4アルカリ電池2本別売
Moni-Patch 深部体温センサ:内蔵電池のため電池交換不可(弊社試験基準による)

Q. Moni-Patch 貼り付けシート(専用品)を使用する必要がありますか?

必ず専用のMoni-Patch 貼り付けシート(型式:MP-S10J)を使用してください。
指定以外のものを使用すると、正しく測定できません。

Q. 生体情報モニタに指定はありますか?

本製品を生体情報モニタに接続するときは、IEC60601-1相当の安全規格に準拠した生体情報モニタに接続してください。
また、生体情報モニタの温度入力用接続端子(YSI400互換)温度入力用ジャックに接続してください。指定以外のものを使用すると、正しく測定できません。
※YSI400: 米国 YSI社・YSI 400シリーズのサーミスタ測温体に用いられる抵抗値を定めた規格

Q. 電波干渉について教えてください。

心臓ペースメーカーを使用している人または、その周辺で本製品を使用しないでください。
電気手術器や除細動器など電磁波を発生する機器の近くでは、測定データや無線通信に影響を及ぼす可能性があるので注意してください。

Q. データ通信の有効距離を教えてください。

有効距離は5mです。(ただし、見通しの良い直線距離で使用した場合)

Q. Moni-Patch 深部体温センサとMoni-Patch 表示ユニットの消毒方法を教えてください。

Moni-Patch 深部体温センサを消毒液で湿らせた布で拭き、清掃および消毒をして下さい。
Moni-Patch 表示ユニットは消毒液で湿らせて、かたく絞った布で拭き、清掃および消毒
してください。

  • Moni-Patch 深部体温センサは、使用ごとに必ず消毒してください。
  • Moni-Patch 深部体温センサは、滅菌しないでください。
  • Moni-Patch 深部体温センサは繰り返し使用できます(最大60回まで)。
    不用意にMoni-Patch 深部体温センサを捨てないでください。

 

※使用できる消毒液

  • 76.9~81.4v/v% エタノール
  • 70v/v% イソプロピルアルコール
  • 0.1w/v% 次亜塩素酸ナトリウム

 

購入方法について

Q. 製品の価格や購入方法を教えてください。

製品の価格および購入に関しては、下記よりお問い合わせください。
Moni-Patch 深部体温センサシステムのお問い合わせはこちら

Q. 海外から注文したいのですが?

日本国でのみ認証を取得した医療機器認証のため、海外への販売はできかねます。

 

測定方法について

Q. 正しく測定するためにはどのような注意が必要ですか?

Moni-Patch 深部体温センサは、頸部の貼り付け面積が確保できない患者には、使用をしないでください。また、Moni-Patch 深部体温センサは頸動脈に沿うように貼り付けて下さい。
ステータスLEDが高速で点滅するときは、ディスプレイの右下に砂時計マークが表示され、測定が不安定になっています。深部体温測定が安定するまでお待ちください。

Q. 連続使用が可能な時間を教えてください。

連続使用可能時間は24時間未満です。
Moni-Patch 深部体温センサを長時間同じ場所に貼っていると、皮膚がかぶれたり、炎症を起こしたりする恐れがあります。

Q. Moni-Patch 貼り付けシートを装着するときの注意点は何ですか?

Moni-Patch 貼り付けシートは両面テープになっています。Moni-Patch 貼り付けシートについている透明の剥離フィルムを下側にし、矢印マークが右側に見えるようにしてMoni-Patch 貼り付けシートの上側についている剥離紙の矢印マーク部分をつまんで剝がしてください。
Moni-Patch 深部体温センサにMoni-Patch 貼り付けシートを貼る際は、Moni-Patch 貼り付けシートについているタブと、Moni-Patch 深部体温センサの電源マークが同じ向きになるように張り付けてください。
剝離フィルムはタブの反対側から剥がしてください。

Q. 電源を切り忘れた場合はどうなりますか?

Moni-Patch 深部体温センサ及びMoni-Patch 表示ユニットは省電力のため、一定時間無線接続がなかった場合、自動的に電源がオフになります。Moni-Patch 深部体温センサ及びMoni-Patch 表示ユニットが接続中の場合は自動的に電源がオフになりません。

 

お問い合わせ

Q. 資料請求をしたいのですが、どうすればよいですか?

資料請求につきましては、下記よりお問い合わせください。
Moni-Patch 深部体温センサシステムのお問い合わせはこちら

 

Moni-Patch 深部体温センサシステム製品仕様

一般的名称 連続測定電子体温計
販売名 Moni-Patch 深部体温センサシステム
認証番号 306ABBZX00015000
クラス分類 クラスⅡ:管理医療機器(特定保守管理医療機器)
測定範囲 25.0~42.0°C
構成品(型式) Moni-Patch 深部体温センサ(MP-P10J)
Moni-Patch 貼り付けシート(MP-S10J)
Moni-Patch 表示ユニット(MP-D10J)
Moni-Patch 延長ケーブル(MP-E10J)
寸 法・重 量 Moni-Patch 表示ユニット:長さ118mm×幅44mm×厚み28mm 38g(電池除く)※最大部を測定
Moni-Patch 深部体温センサ:縦65mm×横45mm×高さ10mm 12g
Moni-Patch 貼り付けシート:幅45mm×長さ65mm(剥離フィルム除く)
Moni-Patch 延長ケーブル:長さ361mm×直径14mm 33g
電 源 Moni-Patch 表示ユニット:単4形アルカリ乾電池2本(別売)
Moni-Patch 深部体温センサ:内蔵電池(CR電池・交換不可)
データ通信 Bluetooth Ver. 5.0
有効距離5m(ただし、見通しの良い直線距離で使用した場合)
使用環境条件 温度15~40°C、湿度30~75%RH(結露なきこと)
保管環境条件 温度5~35°C、湿度30~85%RH(結露なきこと)
機器分類 保護形式:クラスⅡ機器
保護程度:BF形装着部
水または微粒子状物質の有害な侵入に対する保護:IPX4
測定原理 補正熱流束式
表示分解能 0.1°C
外部出力 Moni-Patch 表示ユニット YSI400互換の接続プラグ
表 示 Moni-Patch 深部体温センサ 橙色LED
Moni-Patch 表示ユニット 有機LED

 

製造販売元:株式会社村田製作所


NOVAMED 体温モニタリング製品

   INNOVATIONS IN CRITICAL CARE

ブランド:NOVAMED

NOVAMED体温モニタリング製品

  • エチレンオキサイドガス滅菌済み
  • ラテックスフリー
  • 温度測定範囲:25~45℃  温度測定精度:±0.5℃

 

温度モニターカテーテル(食道温/心温用)

食道温の測定に適しています。末梢側のコネクタに聴診器のチューブを接続することで心音・呼吸音の聴取ができます。

一般的名称:人体開口部単回使用体温計プローブ 販売名:温度モニターカテーテル 医療機器承認番号:20100BZY00111000 クラスⅡ

 

 

温度モニターカテーテル(鼻咽頭温/直腸温用)

鼻咽頭温および直腸温の測定に適しています。
一般的名称:人体開口部単回使用体温計プローブ 販売名:温度モニターカテーテル 医療機器承認番号:20100BZY00111000 クラスⅡ

 

 

温度モニターセンサー(体表用)

メタリックフィルムが外部からの光と熱を遮断し、温度変化を素早く反映します。
一般的名称:単回使用体温計プローブ 販売名:温度モニターセンサー 医療機器届出番号:27B1X00040000130 クラスⅠ

 

 

温度モニターセンサー(鼓膜用)

イヤホン型形状により外耳に挿入しやすく、鼓膜を傷つけにくいソフトPVC素材のセンサーです。

一般的名称:単回使用体温計プローブ 販売名:温度モニターセンサー 医療機器届出番号:27B1X00040000130 クラスⅠ

 

 

延長ケーブル

専用の延長ケーブルを使用して各社患者モニター装置、温度モニターとの接続が可能です。

 

YSI400用

YSI400シリーズと互換性のある機器でお使いいただけます。
※6.0mタイプは受注発注品となります。

フィリップス用

フィリップスモニター用の2ピンタイプのコードです。
※6.0mタイプは受注発注品となります。
法第二条第四項適用外

DeRoyal体温モニタリング

Improving Care. Improving Business

ブランド:DeRoyal

DeRoyal®体温モニタリング製品

リズミカルな心拍音や呼吸音、およびドレープ下の患者体温などのバイタルサインは、医療従事者がクロスチェックによって患者の状態を把握するための重要な情報となります。
DeRoyal社の体温モニタリング製品ラインナップを使用することで、術中、患者を安定した状態に保つための指標となり、また、患者の状態の変化に素早く対処することができます。

 

ゼネラルセンサ

  • 鼻咽頭、直腸、食道と幅広く使用できるゼネラルパーパスタイプ
  • ソフトなPVC製
  • ラテックス不使用
  • EOG滅菌済み
ゼネラルセンサー
一般的名称:人体開口部単回使用体温計プローブ
販売名:DeRoyal 温度プローブ 医療機器認証番号:302AFBZX00081000 クラス II

 

食道用センサ(聴診兼用)

  • 先端カフが食道組織にフィット
  • コネクタに聴診器を接続することで心音・呼吸音をモニタリング
  • ソフトなPVC製
  • ラテックス不使用
  • EOG滅菌済み
食道用センサー

一般的名称:人体開口部単回使用体温計プローブ
販売名:DeRoyal 温度プローブ 医療機器認証番号:302AFBZX00081000 クラス II

 

 

鼓膜用センサ

  • 外耳道へ挿入して鼓膜温を測定
  • イヤーピース付き
  • ラテックス不使用
  • 未滅菌

 

 

鼓膜用センサー

一般的名称:単回使用体温計プローブ
販売名:DeRoyal 温度センサ 医療機器届出番号:27B1X00002000033 クラス I

 

 

体表用センサ

  • 体表面に装着して体表温を測定
  • ラテックス不使用
  • EOG滅菌済み

 

 

体表用センサー

一般的名称:単回使用体温計プローブ
販売名:DeRoyal 温度センサ 医療機器届出番号:27B1X00002000033 クラス
I

 

 

インターフェースケーブル

  • ケーブルはYSI400シリーズと互換性のある機器で使用可能
  • ケーブルの長さは3.6m
  • ラテックス不使用
  • 未滅菌
コネクタコネクタ2
法第二条第四項適用外

 

 

 

Fluidoコンパクト ~ 輸液輸血加温システム ~

  フルイドコンパクトは温水を用いないドライヒート式の加温装置

ブランド:インターメドジャパン

特徴

  • カートリッジのプライミング容量は4mL
  • スタンバイ/オンボタンひとつで簡単操作
  • 11個のセンサーで輸液輸血の温度をコントロール
  • フローに応じてカートリッジの患者ライン出口温度を39℃±2℃*にコントロール
    *20℃の輸液を使用時

 

 

一般的名称:血液・医薬品用加温器 特定保守管理医療機器
販売名:Fluidoコンパクト加温装置 医療機器認証番号:229ADBZX00026000 クラス:Ⅱ 

 

一般的名称:血液・薬液用加温コイル
販売名:Fluidoコンパクト加温セット 医療機器認証番号:229ADBZX00027000 クラス:Ⅱ

 

 

カタログ セッティング動画

サーモフレクト

ブランド:TSC LIFE

特徴

  • Logical Warming
  • 電気非伝導性でレーザー手術にも使用できます。
  • X線検査・PET検査・CTスキャン撮影に干渉しません。
  • 頭部、四肢を保温できるよう様々な形状をラインナップ

 

法第二条第四項適用外

 

 

Mistral-Airウォームエアシステム

Mistral Air® ウォームエアシステム

 

株式会社インターメドジャパンは、 周術期において患者を温めるためのソリューションを提供しています。Mistral Air® ウォームエアシステムの温風加温ユニットは置き場所を選ばない薄型デザインのMA1200のタイプがあり、ブランケットは、Mistral Air®ブランケットプラスとMistral Air®プレミアムブランケットの2タイプがあり、合計21種類の豊富なラインナップを提供しております。

ブランド:TSC LIFE

ウォームエアユニット
MA1200 / MA1200-QC

一般的名称:エアパッド加温装置システム
販売名:TSCIウォームエアシステム
医療機器認証番号:223ACBZX00076000 クラスII

薄型で縦置きタイプのユニットです。ホースがワンタッチで取り外せるクイックコネクタタイプもご用意しております。

設定温度は送風、32℃、38℃、43℃の4段階で、電源ON時は38℃でスタートする設定になっています。

  • 設定温度に到達する時間を短縮(MA1100との比較)
  • HEPA H13クラスのフィルタを使用
  • フィルタは2,000時間まで使用可能

 

EN1822-1
2009
捕集効果%

ISO29463-1

2011

総合評価 局部評価
E11 ≧95%  – ISO15
≧99% ISO20
E12 ≧99.5% ISO25
≧99.9% ISO30
H13 ≧99.95% ≧99.75% ISO35
≧99.99% ≧99.95% ISO40
H14 ≧99.995% ≧99.975% ISO45
≧99.999% ≧99.995% ISO50

 

ブランケットプラスの特長
(ベースデザイン)

一般的名称:エアパッド加温装置システム
販売名:TSCIウォームエアシステム
医療機器認証番号:223ACBZX00076000 クラスII

 

偏向ドット(熱圧着部)

ブランケットごとに効率的な温風の流れをシミュレーションしており、温風ルートの閉塞や滞留を防止するとともに、ブランケット内がより均一な温度になるようデザインしています。 null

 

プレミアムブランケットの特長

一般的名称:エアパッド加温装置システム
販売名:TSCIウォームエアシステム
医療機器認証番号:223ACBZX00076000 クラスII

反射断熱機能

ブランケットプラスにアルミニウムをトップコートすることによって、ブランケット内部の熱が外部に放出しにくくなっています。その為ブランケットの端部までより均一な温度を維持しやすくなっています。 また、プレミアムブランケットは、保温にも加温にも使用できるため、周術期の低体温予防においてオールインワンのソリューションを提供します。 特に術前の保温により、患者の末梢温を高く保つことをサポートします。

  ブランケットの内側温度(患者側:左)と外側温度(術者側:右)
アルミニウムコーティング
    室温19℃ 自社測定

 

再分布性低体温とは?

 

麻酔開始後、最初の1時間で中枢温が約1℃低下することはよく知られています。これは「再分布性低体温」と呼ばれ、麻酔作用の一つである血管拡張によって中枢温が末梢に分散することで起こります。
手術開始直後から「温風加温システム」を使って患者を温める方法は最もポピュラーですが、この方法では、コア部から末梢組織への内部還流による、初期の中枢温低下を防止することはできず、復温にも時間を要します。
一方で、麻酔導入前に末梢組織をほぼ中心部の温度に近づけることにより、再分布低体温を低減できると言われています。※1

 

 

 

再分布性低体温が起こる仕組みとその予防策

再分布性低体温は、麻酔による血管拡張作用と血液循環によって、この温度較差が平均化されることで起こります。

そのため、中枢温と末梢温の較差が大きければ大きいほど起こりやすくなります。※1






術前   麻酔導入   血液循環   再分布性低体温
コア部分は温度が高く、末梢部分は温度が低い
 
コア部分の温度が末梢部分へ流出
 
混ざり合わさってコア部分の温度が低下していく
 
この状態からの復温には時間が掛かる
                 





術前   術前加温       麻酔導入
コア部分は温度が高く、末梢部分は温度が低い
 
麻酔挿入前に末梢部分の温度を上昇させる
 
コア部分と末梢部分の温度差がほぼ無い状態
 
混ざり合った状態でも全体の温度は下がらない

 

末梢皮膚組織を温めることで、この温度較差が小さくなり、麻酔導入後の温度低下を緩和することができます。※1
しかし、日本においては麻酔準備室が無い施設が殆どであり、麻酔導入前に十分に加温するためのスペースと時間的余裕がありません。また、麻酔準備や輸液ルート確保、体位固定準備中に加温することが難しいのが現状です。

2017年の米国周術期看護師協会(AORN)ジャーナルの記事でも、手術患者の最大70%が偶発性低体温を経験していると報告されています。※2

術前(麻酔導入前)に末梢温を下げないことが周術期体温管理の重要なポイントになります。

 

※1 Sun Z, Honar H, Sessler DI, Dalton JE, Yang D, Panjasawatwong K, Deroee AF, Salmasi V, Saager L, Kurz A.

  Intraoperative Core Temperature Patterns, Transfusion Requirement, and Hospital Duration in Patients Warmed with Forced Air.

  Anesthesiology 2015;122(2):276-85.

※2 AORN J. May 2017; VOL.105 NO.5, Inadvertent Perioperative Hypothermia: Current Nursing Knowledge, 453-463

 

Virtual37® Temperature Management Tool

Virtual37は、患者の体温管理ツールです。

体温管理にあたる医療従事者を支援するためにTSC Lifeが開発した専用アプリケーションです。
表示言語は英語表記となっておりますが、視覚的にお使いいただけるものとなっており、日常の医療業務においてこのツールをご使用いただくことが可能です。

Virtual37

 

アプリの詳細はこちら(Englishサイト)
※日本国内では未承認・未発売製品の情報も掲載されています。

TSC Lifeについて

TSC Lifeは、患者の体温管理において20年以上の経験を持ち、患者の体温管理のためのソリューションを提供するヨーロッパのリーディングカンパニーです。また、Mistral-Air®はヨーロッパで急速に成長している温風加温システムのブランドです。TSC Lifeの中核事業は、患者を正常体温に保つためのソリューションを提供することであり、絶え間ない改良に取り組み、患者の転帰の改善や医療費の削減を実現するために、絶えず医療の専門家と協力しています。

 

3つのソリューション

■ Mistral Air®・・・温風加温システム

■ Fluido®/Fluido®Compact・・・輸血・輸液加温シシテム

■ Thermoflect®・・・反射断熱療法

 

TSC Lifeは5か所の製造工場を有し、Mistral-Air®温風加温システムを世界50か国以上で年間550万人以上の患者様にお届けしています。

 

TSC Life Webサイト

TSC Life 会社紹介ビデオ

https://www.tsc-group.com/patient-temperature-management/find-a-distributor/

※日本国内では未承認・未発売製品の情報も掲載されています。