製造元:The37 Company
ウォームエアユニットMA1200
大容量の温風エアを素早く供給できます。
設定温度は送風、32℃、38℃、43℃の4段階で、電源ON時は38℃でスタートする設定になっています。
- ブランケット接続時の最大吸気流量は52CFMの大容量
- 30秒で設定温度に到達
- HEPA H13クラスの高性能フィルタを使用
- フィルタは2,000時間まで使用可能
EN1822-1 2009 |
捕集効果% |
ISO29463-1 2011 |
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総合評価 | 局部評価 | ||
E11 | ≧95% | – | ISO15 |
≧99% | – | ISO20 | |
E12 | ≧99.5% | – | ISO25 |
≧99.9% | – | ISO30 | |
H13 | ≧99.95% | ≧99.75% | ISO35 |
≧99.99% | ≧99.95% | ISO40 | |
H14 | ≧99.995% | ≧99.975% | ISO45 |
≧99.999% | ≧99.995% | ISO50 |
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ブランケットプラスの特長(ベースデザイン)
偏向ドット
ブランケットごとに効率的な温風の流れをシミュレーションしており、温風ルートの閉塞や滞留を防止するとともに、ブランケット内がより均一な温度になるようデザインしています。
拡散機能
Mistral Air®ウォームエアユニットMA1200は、大容量エアをわずか30秒程度で設定温度まで加温して送ることができます。Mistral Air®ブランケットは、目に見えない小さな孔から温風が拡散されるため、放出面積が多くなり、温風が緩やかに体表を流れます(下右図)。この拡散メカニズムにより、ブランケットが浮き上がってしまう事を防いでいます。 コロナ禍においても、患者の正常体温を維持するために温風の使用が必要な場合には、できるだけ温風が手術室の層流を阻害しにくいMistral Air®ブランケットを是非ご検討ください。
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市場技術 | Mistral Air®ブランケット |
プレミアムブランケットの特長
反射断熱機能
ブランケットプラスにアルミニウムをトップコートすることによって、ブランケット内部の熱が外部に放出しにくくなり、加温能力を少なくとも10%程度高めてくれます。ブランケットの端部まで高い温度を維持できるため、効率よく温めることができます。 また、プレミアムブランケットは、保温にも加温にも使用できるため、周術期の低体温予防においてオールインワンのソリューションを提供します。 特に術前の保温に効果的で、患者の末梢温度を高く保つことで麻酔導入直後の「再分布性低体温」を緩和することができます。
術者が暑くならない副次的効果
プレミアムブランケットを使用すると外部への熱放射が大幅に抑えられます。この事によって術者が温風によって温められることを防ぐため、室内の温度を下げることなく手術を進めることができます。外部環境温度を高く保てるということは、術中の患者の低体温予防に繋がります。
患者側 | 術者側 | |
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再分布性低体温とは?
※1 Sun Z, Honar H, Sessler DI, Dalton JE, Yang D, Panjasawatwong K, Deroee AF, Salmasi V, Saager L, Kurz A. Intraoperative Core Temperature Patterns, Transfusion Requirement, and Hospital Duration in Patients Warmed with Forced Air. Anesthesiology 2015;122(2):276-85. |
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再分布性低体温が起こる仕組みとその予防策
再分布性低体温は、麻酔による血管拡張作用と血液循環によって、この温度較差が平均化されることで起こります。
そのため、中枢温と末梢温の較差が大きければ大きいほど起こりやすくなります。
術
前 加 温 な し |
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術前 | 麻酔導入 | 血液循環 | 再分布性低体温 | |||
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コア部分は温度が高く、末梢部分は温度が低い
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コア部分の温度が末梢部分へ流出
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混ざり合わさってコア部分の温度が低下していく
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この状態からの復温には時間が掛かる
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術
前 加 温 あ り |
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術前 | 術前加温 | 麻酔導入 | ||||
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コア部分は温度が高く、末梢部分は温度が低い
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麻酔挿入前に末梢部分の温度を上昇させる
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コア部分と末梢部分の温度差がほぼ無い状態
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混ざり合った状態でも全体の温度は下がらない
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末梢皮膚組織を温めることで、この温度較差が小さくなり、麻酔導入後の温度低下を緩和することができます。しかし、日本においては麻酔準備室が無い施設が殆どであり、麻酔導入前に十分に加温するためのスペースと時間的余裕がありません。また、麻酔準備や輸液ルート確保、体位固定準備中に加温することが難しいのが現状です。
2017年の米国周術期看護師協会(AORN)ジャーナルの記事でも、手術患者の最大70%が偶発性低体温を経験していると報告されています。※2
術前(麻酔導入前)に末梢温を下げないことが周術期体温管理の重要なポイントなります。
※2 AORN J. May 2017; VOL.105 NO.5, Inadvertent Perioperative Hypothermia: Current Nursing Knowledge, 453-463

Virtual37は、患者の体温管理ツールです。
患者の平熱を維持し、体温管理する医療従事者を支援するためにThe37°Companyが開発した専用アプリケーションです。
表示言語は英語表記となっておりますが、視覚的にお使いいただけるものとなっており、日常の医療業務においてこのツールをご使用いただくことが可能です。
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> アプリの詳細はこちら(Englishサイト)

The37℃ompanyは、患者の体温管理において20年以上の経験を持ち、患者の体温管理のための革新的な4つのソリューションを提供するヨーロッパのリーディングカンパニーです。また、Mistral-Air®はヨーロッパで最も急速に成長している温風加温システムのブランドです。The37℃ompanyの中核事業は、患者を正常体温に保つためのソリューションを提供することであり、絶え間ない革新を達成し、患者の転帰を改善し、医療費を削減するために絶えず医療の専門家と協力しています。
4つのソリューション ■ Mistral Air®・・・温風加温システム ■ Fluido®/Fluido®Compact・・・輸血・輸液加温シシテム ■ Fluido®Irrigation・・・輸液灌流・加圧システム(日本では取り扱いがございません) ■ Thermoflect®・・・反射断熱療法
The37℃ompanyは5か所の製造工場を有し、Mistral-Air®温風加温システムを世界50か国以上で年間550万人以上の患者様にお届けしています。
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